妊娠末期の猫が多数来院します。
避妊手術希望の方で、手術前に検診に連れてきてもらうわけですが
全て初診の方です。
そのうち何人かは他院から紹介(私の方に直接連絡があったわけではなく)という事でした。
いずれも若いんです。
中には生後5か月ってのもいました。
それらすべてが妊娠しておりしかも末期で
いつ生まれてもおかしくない、状態です。
当院は手術日が水曜と金曜となってまして予定手術はすべてこの曜日に行います。
手術の予定は概ね1か月先まで入ってます。
しかし妊娠末期の手術となるとそんな先まで待っている猶予はありません。
という事で他に予定が入っている曜日に組み込むことになります。
大体そういう事例も考慮してまして
手術日には一応「1日1件」という前提があります。
緊急な手術に備えているということですので
避妊去勢手術であれば近いところで予定を組むことが出来ます。
が
今日初診の猫でしたが、すでに妊娠末期で
おまけに過去に出産経験がある模様。
推定生後10カ月齢以下とのこと。
予定通りであれば手術は3週間先になりますけど
そんなこと言ってられませんね。
しかし近々の予定も時間が掛かるもの
またメジャー手術が相次いでおり
さてどこでやろうかな、と考えます。
結局最短の予定を組みましたが
当日は既に2件の手術が入ってます。
3件目ということになりますね。
手術ってのはそれにかかる時間の長短はあまり関係なく
1件の手術での疲労は内容にかかわらず同じだと感じています。
それが2件となると疲労感は2倍です。
3件となると3倍、ではなく自覚としては2の3乗ですので8倍ですね(笑)。
いいんですよ。こちらのことは。
誰かがやらなきゃいけませんし
先延ばしに出来るものではないし
幸い私出来るので、ということです。
そうすると横にいる婦長から「いいんですか!」と心配されますけどね(笑)。
「まあいいんじゃない」と返しますけど。
体が動くうちに動いておかないと
そのうち動きたくても動けなくなりますから
出し惜しみせず、です。
栄養ドリンクしっかり飲んで(この前たくさんいただきまして)
頑張ります。
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