獣医領域にもいずれ入ってくると思われます。
その時私がまだ現役でいるかどうかはさておき。
個人的に期待をしているのは画像診断です。
開業医レベルで言えばレントゲン、エコーとなりますが
ここにAI診断が入ってくると、正直に言えば「楽」です。
言葉を選べば「誤診の確率が下がる」と思います。
内視鏡、CT、MRIとなれば尚更ではないかと思います。
ただどうしてもそれ無理でしょうと思うのは
外科手術です。
内視鏡やロボット手術などもあります(医療の方です)が
それらにしたところで実際には人の手で行いますので。
AIの頭脳を持った手術ロボットが出来たなら
人にとって代わる・・・かなぁ。
昔見たブラックジャックではそんなシーンがありましたが
最終的には人の方に軍配が上がってましたね。
最も比較がブラックジャックじゃあ仕方ないことです。
とは言え個人的には機械をマルっと信用していないんです。
便利なのは事実ですが、機械は壊れます。
それも突然に。
いつ壊れるかわかりません。
人であれば手術中頭が痛くなってもお腹が痛くなっても
意識を保っていられれば歯を食いしばってでも続行しますが
機械はそうはいかないですね。
普段の診療、手術の時も機械は使いますけど
これまでの経験上、突然壊れますから。
昔手術中に電気メスが突然電気メスが使えなくなりました。
元々私が獣医師になった頃にはなかった装備ですので
電気メスが無くても手術は可能です。
あれば便利というだけです。
その時も「あ 使えない。ま いいか。」とそのまま手術続行でした。
その後調べてみたら故障ではなく接触不良だということがわかりました。
その時思ったのは「良かった。修理代浮いた。」ってのが本音です。
今でも色んな手術は手作業が主体で
機械は補助という位置づけは変わりません。
電気メスが使えないと手術が出来な〜い、なんてことはありません。
先に書いた画像診断については膨大なデータをため込んで
しかもそれから学習する能力があってどんどんデータをため込むことができる
AIにはとても勝てそうにありませんが
現場で使用するレントゲンやエコーでは今のところAI無くても全然大丈夫です。
医療の現場ではAI画像診断が当然になってくるとなると
誤診云々よりも診断までの時間短縮が顕著になるんじゃないかなと思います。
すぐに結果が出るでしょうから、医者も患者も大いに助かるんじゃないでしょうか。
そういう未来はちょっと楽しみだったりします。
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