
確かにその通りだと思いますが・・・
以前から用いられている体格診断方法があります。
単に体重で多い少ないというのではなく、体のバランスをチェックする方法です。
BCS(ボディー コンディショニング スコア)というもので1〜5段階に分けます。
当然ですが真ん中の3を「普通」として2・1と順に「やや痩せている」・「痩せている」
そして4・5は「やや太っている」・「太っている」と判断します。
簡便な方法ではありますが、多分に主観的なのものなので正確性には欠けますね。
最近ではもっと厳密な区分方法があるようですが・・・よく知りません。
当院では体重測定とBCS分類の他に、体脂肪測定を重要視しています。
体脂肪は「体の中の脂肪分」をパーセンテージで表すもので
人では既に有名なものでしょう。
体重計に体脂肪測定装置もついているものもありますしね。
測定方法は、微量な電流を流して筋肉と脂肪の抵抗値の差から数値化するもので
犬では体脂肪計がありますので、これを使用します。
ただ、猫ではこの機械が使えませんので、「腹囲」と「後肢の長さ」を測定して算出します。
これは「足の長さは体重に関係なく一定である」ということと「太ると腹囲が大きなる」という
いたって単純な発想から開発された方法です。
単純なことほど「目からウロコ」ですね。
特に、猫は肥満になっても背中側に脂肪が乗らず、腹部、特に下腹部に集中するという特徴がありますから
この算出方法を考えた人は、ホントに猫の事をよくわかっている人だな、と感心します。
肥満=悪という考えは「度が過ぎた場合」に限ると思ってます。
いわゆる「ポチャ」体型であればさして健康を害することはないですね。
BCSで言うところの「5」はダイエットの必要アリでしょうけれど
「4」ならば体重を落とす必要はないんじゃないかな?と思います。
人の方で「肥満は心臓病のリスクを高める」と言われ続けていましたが
実際に心臓病を患っている患者さんの予後を調査したところ
「太っている人」の方が「痩せている人」より長生きをした、という結果が出ました。
それを受けて犬でも同様の調査が行われて人と同じ結果が出ました。
つまり実際に病的状態になった場合、体脂肪が「余力」として働き
体力の低下を防ぐ、ということですね。
ここがちょっとした矛盾になると思いませんか?
最近、都市部から引っ越してくる方の飼い犬を診る機会が多いのですが、総じて「痩せて」います。
「痩せてますねぇ」というと大抵の人が「えっ! そうですか」と言われますので
よくよく話を聞いてみると、「太っていると病気のリスクが高くなるから」と言われている様ですね。
確かに肥満はあらゆる病気のリスクを高めます。
ただ、私は「太り過ぎ」がいけないことなんじゃないか、と思ってます。
何事も過ぎたるはよろしくないわけですが、「やや」のレベルであれば
それは却って「健康的」なのではないでしょうか。
ちなみに・・・
個人的にも「ぽちゃ」な犬猫を見ていると和みますけど、いかがでしょう?
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