
パッと思い浮かぶのはフィラリア症ですが・・・
だとすれば、簡単なのですがこのたび初めてそうではない症例を診る機会がありました。
簡単、と言うと語弊がありますね。
「理解しやすい」と言えばいいでしょうか。
薬での効果がどれほど期待できるか?
腹水を抜いた後、どのような変化が起こるか?
そう言ったことが予想できます。
しかし、原因が違いますと、正直想像がつかないです。
誰でも同じでしょうけど「初めて」の経験をすると、その後の展開は予想できませんね。
頭の中にまったく情報がありませんから。
今回の事例も全く初めての病態なので、理解に苦しんでいます。
不思議なことに「食欲がある」ということがまずは驚きです。
フィラリア症でも腹水がたまっていても食欲が落ちると言うのは先の話ですが
それは限界までお腹が膨らんで、腹腔内臓器が圧迫されることが第一の原因です。
今回の症例も相当に膨らんでいるのですが、食欲が全く変化なし、と言うのですから
まあ、いいことではあるんですけどね。
そのため腹水を抜くと言うタイミングを見出せません。
溜まっている腹水をとりあえず抜く、には針を刺せばいい事なんですけど
やはり抜くには抜くだけの理由が必要です。
明確な理由がなければ針を刺さずに薬で対応せざるを得ません。
しかし、今の所薬の効果が全く見られないので・・・
さて今後どうしたらいいものか、と悩むわけです。
臨床経験25年。
未だに「初めて」があるわけです。
獣医学を極めるにはまだまだ時間が必要ですね。
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