岡本動物病院

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院長のブログ

熱中症の現実

院長 / つぶやき / 2015.8.15 22:42

夏は暑いから熱中症に気をつけます、ということについて。

マスコミでは熱中症の患者さんについて次々と報道があります。
「動物も熱中症は問題ですね?」
数年前に某新聞社から電話でこのような取材がありました。

私の答えは以下の通り。

「熱中症については飼い主さんはすでにご存じですよ。
だから今更熱中症なんてほとんどありません」

こういう答えを想定してなかったんでしょうね。
私のコメントが新聞紙上に掲載されることはありませんでした。

事実、熱中症で運ばれるなんてことはホントに珍しんです。
しかし、過去にあった事例を紐解いてみると、あるキーワードが浮かび上がります。

それは・・・「油断」

屋外にいて熱中症というのはほとんど経験ありません。
実は室内にいて、というのが一番多いんです。
それは自宅であったり、犬小屋であったり、はたまた車内であったり。

いずれも共通するのが「これぐらい大丈夫だろう」という油断です。

自宅で、という事例では、「窓を開けているから」とか「扇風機が回っているから」というものです。
窓や扇風機程度で外気温35度以上となっている場合、室内の温度が下がるわけないんです。
そこに人間がいれば間違いなくエアコンを使用しているはずですが、事故が起こったときには
その部屋に人間はいないんです。だから部屋の暑さに気づかないということです。

犬小屋の場合はもっと切実です。
犬小屋にエアコンなんてついてないですから。
逆に密閉された空間となっていることで中は外気より暑くなっています。

車内の場合。
これは特に出かける際に一緒に、というパターンです。
飼い主さんがちょっと車外へ、例えば食事に出かけた場合に動物は車内に置かれます。
ちょっとだから大丈夫だろうということで時間が経過していてもそれに気づかずに
車に戻ってみたら死亡していた、という事です。
某朝のテレビで人気を博していた犬も車内に置かれていて熱中症で亡くなっています。
動物と一緒に出かけるということに口を挟むつもりはありませんが
ちょっとぐらい大丈夫だろう、という安易な考えは危険です。

最近は少し気温が下がってきましたが、それでも熱中症の季節であることは変わりません。
条件さえ揃えば春先から秋までの間、熱中症は起こりえます。
十分にご注意とご配慮ください。

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