先日参加したセミナーでの話です。
猫での事例ですが
何らかの疾患で体重が減少した場合、
100g減少で死亡リスクが6.4%増加するとのこと。
ただし100gと言うのが脂肪ではなくて筋肉だった場合には
死亡リスクが20%に跳ね上がるとのこと。
これについては経験上気付いていました。
だからこそ、特に高齢動物の場合には
「体重増やせ〜」と言い続けてきました。
年をとると体重は減る、と言うのは正しいことですが
だからと言ってどんどん減っていくと仮に病気を持っていなくても
そのままダメになってしまいます。
病気であろうがなかろうが体重は減らしちゃいかんのです。
ただし肥満はダメです。
これはこれでいろんな病気のリスクが高くなりますから。
かといって痩せているのもダメです。
特に高齢になってくると体重=体力ですので
痩せている=虚弱と言うことになります。
ちょうどいいのは中肉中背、ではなく
「ぽちゃ」が一番いいんです。
これはセミナーでも同じことを仰ってました。
デブではなくポチャが長生きの秘訣である、と言うことですね。
| comments (5) |
Natsuさん こんばんは。
柴は胆嚢炎好発犬種ですので低脂肪食の方が安全でしょうね。とはいえ定期的に腹部エコー検査を受けた方がいいと思いますよ。
食事に関してウチではHillsのライトorシニアライトを第一選択としてお勧めしています。処方食までは必要ないと思います。仮に胆嚢粘液嚢腫になっていたとしても食事はライトorシニアライトで大丈夫ですよ。
岡本宏之 / 2017.3.15 20:37
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すみません。「脂質が」が抜けてました。
Natsu / 2017.3.15 17:37
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早速のご教示ありがとうございます。
少しずつ量を増やしてみます。
二頭目が胆嚢粘液膿腫になってしまってからこちらを拝見するようになり、「理想は10%以下、13%ぐらいまで」という目安で選んでいます。はっきり数値で示してくださったので、とても参考になりました。
Natsu / 2017.3.15 17:35
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Natsuさん おはようございます。
体重を増やすというのは、正確には筋肉量を増やすということなので、どういったフードの質が重要です。基本的には「高蛋白低脂肪食」が理想です。そして「現在の体調に見合ったもの」が一番いいわけです。
食事回数を増やすのもいいんですが、長らくの習慣を変えると犬も混乱するかもしれませんので、まずは1回量を5〜10%増やすというところから始めてみてはどうでしょうか。
岡本宏之 / 2017.3.15 08:29
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こんにちは
代々柴犬を飼っていますが、一頭目は細目に維持していたため、最後倒れてからあっという間にやせ細ってしまいました。なので「ぽちゃ」がよいというのはとてもよくわかります。
三頭目の11歳メスは「ぽちゃ」と普通の間といったぐらいですが、もう少し増やすにはどういった食生活がいいでしょうか。
食事の回数を増やして全体量を増やす感じですか?
Natsu / 2017.3.14 23:06
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