綿棒は使用厳禁ですよ。
自宅でももちろん、動物病院もダメです。
これは学会では「超常識」なんです。
ちなみに人もダメなんですよ。
耳道内の耳垢や膿を除去する際に綿棒を使うと
奥へ押し込むだけのことです。
また耳道皮膚の擦過傷を起こします。
だからダメなんです。
と言うことで私は随分前から
「吸引器」での耳掃除を提唱しているんですが
残念ながら賛同者が全くいません。
ただ、吸引除去が出来ない動物もいます。
その場合には仕方なく綿棒を使うこともありますけどね。
また耳道内を診る機械を耳鏡と言いますが
これも人間用だと短すぎて鼓膜が見えません。
動物用のものだと鼓膜がシカと見えます。
ただ、鼓膜に固着した耳垢を除去するのがなかなか難しいです。
吸引ですぽーっんと取れることもありますが
そうでない場合には異物除去鉗子を使って取る必要が出てきます。
と言うことで前置きが長くなりました(笑)
4種類の耳鏡を持ち、そのうち2つを常用してきましたが
このたび新たにもう一丁導入することにしました。
業者さんと色々打ち合わせて決めたものが
これまでのモノの5倍以上の価格です・・・
でも希望通りの機械なのでまあ良しとします。
でも安心してください。
高い器具を使うからと言って診療費の値上げはしませんから。
ただ個人的に・・・
すべての耳垢を取ってやるという野望が叶うのがうれしいんです。
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