ほんの小さな異常所見を見逃さないことですね。
例えば・・・
元気なんだけど
少しずつ体重が減ってきた。
フケが多くなって体を掻くことが多くなってきた。
水を飲んだ後に咳き込むことが多くなった。
水を飲んだ後、吐き出してしまう。
軟便がずっと続いている。
食事を食べたり食べなかったりする。
段差のあるところを登らなくなってきた。
抱き上げようとすると「キャン」とないた。
etc
どんな病気であれ、いきなり大きな症状は出ません。
癌だってある日急にドンと大きくなるわけじゃないです。
最初はほんの小さな異常から始まるんです。
飼い主さんがそれに気づいたら
あとは我々獣医師の仕事です。
どこか悪いところがあるのか、ではなく
どこが悪いのか、を突き止めなければなりません。
早期発見早期治療というのは医療の世界の常識でしょうが
動物医療に関してはこれは難しいのです。
動物は体の異常を「隠す」からです。
ほんの些細な「違和感」を見逃さなければ
仮に完治が難しいものだったとしても症状の緩和は出来るでしょう。
ちなみに
最初に挙げた症状は内臓疾患によく診られるものです。
どうでしょう。
心当たりがありませんか?
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