なんてことが言われてますねぇ
それはさておき、最近獣医学書籍でも「猫の専門医が執筆」なんて感じのものが増えて来てます。
チラシをちょこっとだけ見てみると確かに興味をそそるような内容でした。
犬と猫では全く違う生き物ですから、犬専門・猫専門と言う風に分かれていても何ら不思議なことではないですね。
例えば私の得意とするところの胆嚢(笑)
犬と猫では病気の成り立ちも違いますし
いざ手術するとなれば解剖学が全く違います。
犬で多少手術経験があったとしても猫の胆嚢摘出は・・・
難しいです。
初めて執刀した時は「あれ? あれ?」の連続でしたから。
最近多いんですが、歯科の分野でも同じで
抜歯をした後は基本的には縫合するんですが
犬は容易ですけど猫は難しいです。
乳腺腫瘍も。
犬の場合、乳腺の腫瘍のうち50%は良性で
残り50%が悪性。そしてそのうちのさらに50%が「真の悪性」です。
これに対して猫の場合、90%が悪性です。
だから猫の場合、乳腺のしこりが見つかったら急いで手術が必要です。
経験上、小豆粒の大きさなら完全切除が出来れば完治が見込めますが
大豆粒の大きさ以上になっていると残念ながらまず確実に転移してますので
完治は難しいです。
薬に対する反応も違いますね。
犬では使える薬が猫では使えないとか
結構縛りが多いです。
猫専門書籍にどこまでの事が書いてあるかわかりませんが
興味をそそられますので購入してみようかな、と思ってます。
ちなみに1冊15500円で3巻あるそうで。
専門書って高いんですよね・・・
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