
院長 / ニュースレター / 2011.5.15 20:44
これから暑くなると下痢や嘔吐で体調を崩すことが多くなります。
そんな時に出来る応急処置について考えて見ましょう。
犬・猫の場合、通常食べたものは3時間後には胃から十二指腸へ送られます。すなわち食後3時間以内の嘔吐の場合
食渣(食べたもの)が必ず含まれています。3時間以上経過していて、なおかつ嘔吐物の中に食渣が含まれていた場合
胃の消化あるいは運動性が低下している可能性があります。
まずは原因について考えて見ましょう。
1:食べ物 生もの・加熱不十分なものを食べていませんか?
通常与えていないものを食べていませんか?
フードを変更していませんか?
おやつを与えていませんか?
2:環境 動物のいる場所が暑すぎたり寒すぎたりしていませんか?
最近動物の数が増えていませんか?
引越しなどで住居の変更がありませんでしたか?
3:伝染病 混合ワクチンの接種はすんでいますか?また期限が過ぎていませんか?
最近ペットホテルやトリミングを利用していませんでしたか?
4:異物 おもちゃなどくわえて遊んでいませんでしたか?
何かを齧っていたり飲み込んだ形跡はありませんか?
これら原因について思い当たることがあればその旨を病院で話をしてください。
そして夜間や休日などの応急処置方法は以下のようになります。
1:下痢がある 嘔吐は無い 食欲はある
→食事を1回抜いて水分を制限した食事(例:缶詰)を通常の半分量与えてます。そのまま食事を食べるようであれば食事量を徐々に増やしていきます。
2〜3日で下痢が治まるようであればそのまま様子を診てもいいでしょう。しかし下痢が治まらないようであれば検便のため下痢便を持って病院へ行きましょう。
2:下痢がある 嘔吐は無い 食欲も無い
この場合は出来るだけ早く病院へ行きましょう。
3:下痢がある 嘔吐もある 食欲はある
この場合は1日だけ絶食・絶水をします。もちろん運動・散歩も中止して体を休めることが必要です。
翌日、缶詰を1〜2口分与えて、まず食べるかどうか、食べたとしたらその後嘔吐が無いかどうか確認します。
嘔吐が無ければそのまま様子を診てもいいですが、嘔吐があるようであれば下痢便と嘔吐物を一緒に持って病院へ行きましょう。
4:下痢がある 嘔吐もある 食欲が無い
この場合は緊急事態です。すぐに病院へ行きましょう。
考えた方として、下痢や嘔吐のある場合の応急処置は「絶水」が重要です。もちろん水を飲ませ続けないというのは体に悪いですが1日だけ、あるいは応急処置というときだけの絶水です。
私は、食事を食べることが最重要事項と考えていますので、食事を食べない状態で水を飲むというのは体の異変があると思っています。
つまり食事は食べないけれど水は飲んでいるから安心、と考えるのは危険だと思っています。
そして一時的な嘔吐や下痢はお腹、つまり消化管を休ませることが一番と思っています。
それゆえ一時的な「絶食・絶水」は有効だと思います。もちろん何日も続けてはいけないことです。
最も重要なことは「食欲が無い」という場合、これは病気以外の何物でもないと思っています。その際にはすぐ病院へ行くべきだと思います。
ただし、内科疾患の場合「急に食欲が無くなる」と言う事はありません。徐々に落ちていくのが普通です。
まったく食べなくなるまでには数日かかるということです。なるべく早く異常に気付いてあげること、これが最も大切なことです。
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