
どこの家庭にもある消臭剤やスプレー剤の
落とし穴についてご紹介しましょう。
まず、これらはすべて化学薬品であるということを認識してください。
これらは室内で霧状になり空気中を漂い、最終的には床に落ちてきます。
我々人間は背が高いのでこういった薬品を直接浴びるあるいは吸い込むことは少ないでしょう。
しかし犬や猫の場合、彼らの顔の位置を考えてみてください。
空気中を漂った薬品は彼らの顔をすぐそばに落ちてくるわけですからこれらの吸い込むことになるでしょう。
そうなった場合、最も多く見られるのが「アレルギー反応」です。
これは一般的なアレルギーとは若干異なり、いわゆる「薬品かぶれ」ですから
特に鼻・眼の粘膜に障害が出やすくなります。
例えば、鼻の粘膜であったなら「くしゃみ」「鼻水」でしょうし
眼の粘膜であったなら「流涙」「眼脂」が見られるでしょう。
当院でこれまで確認したものについて挙げてみます。
・芳香剤(据え置きタイプ)
・消臭剤(霧吹きタイプ)
・静電気防止スプレー
・ヘアースプレー
・香水
などがあります。
特に芳香剤、消臭剤について飼い主さんに聞いてみると、動物が室内にいるから、と言う理由で
使用されることが多いようです。
これについては獣医師として動物側の弁護(?)をしておきますと
動物と人間の体臭が異なるのは、動物種の違いですから致し方ありません。
しかし、健康な動物の体から異臭・悪臭がするでしょうか?
もしもそれらがあるとするなら、それは病気、例えば皮膚病などがある場合だと思います。
また、排泄物がある場合には当然その臭いがするでしょうが
これらはそのつどこまめに片付ければ済むことです。
現に病院内ではウンチをしたり、おしっこを漏らしたりなど日常茶飯事です。
しかし、当院にこられたことのある方ならお分かりでしょうが
病院内が臭いますか?ちなみに当院内には芳香剤や消臭剤は一切使用しておりません。
理由は先ほど述べたように「すぐに片付ける」からです。
また、室内全体が臭うという場合もあるでしょう。
その理由は動物の体臭ではなく、抜け毛が原因です。
抜け毛を放置しているとそれらに付着している雑菌が繁殖します。
また室内には人体から発生する綿埃もあります。
これも相まって雑菌繁殖を起こし、これが臭いの原因となるのです。
ですから、室内もこまめに掃除をすることが大切です。
動物の方に臭いの原因を押し付けるのではなく
室内の掃除を徹底すれば、芳香剤などの使用頻度も減少するでしょうし
その結果、アレルギーを未然に防ぐこともできる、と思います。
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