
院長 / ニュースレター / 2011.8.17 08:25
ちょっと間が空きましたが・・・
少々ご理解いただきたい事柄です。
熱中症は、かつて「熱射病」と「日射病」と区分されていました。
現在では統合されて「熱中症」と称されます。
人の方では年々患者数の急増が問題とされていますが
さて、動物の方ではどうかと言いますと・・・
新聞などには「動物の熱中症増加!」などという記事がありますが
少なくとも当院ではここ数年熱中症患者を診たことがありません。
また、実際に多いのは7〜9月ではなく、5〜6月です。
これは薬の営業マンに聞いてみましたが他の場所でも同じようでした。
さて、実際には熱中症が少ない理由とは何でしょう?
これは飼育形態の変化が要因だと思われます。
かつては屋外で飼育されていた犬が、現在では室内飼育に移行しています。
その結果、エアコンの下での生活が当たり前になってきていていることが一番の理由だと思います。
また、毎日「今日も猛暑です」と朝のテレビでも散々放送されていることで
飼い主の方が「外は暑いから」と室内へ移動させていることも理由でしょう。
つまり、犬に対する接し方・考え方が以前とは変わってきていることで
動物に対する愛情の結果、と言えるかもしれませんね。
しかし、時に室内での熱中症があります。
これは「窓を開けて扇風機を回している」ということだけで対処している場合に起こります。
室内の換気だけで対応できる気温ではありませんので犬だけを室内に置く場合にも
必ずエアコンを使用していただきたいと思います。
エアコンの設定温度はエコな温度、つまり28度で十分です。
人にしてみれば「ちょっと暑いかも」と思われても犬にはそれで十分です。
そして持病を持っている犬の場合、特に心臓病を抱えている場合には
必ずエアコンを使用してください。
犬は舌をだしてハァハァとすることで体温を下げますが
心臓病の犬が過度な体温調整をしようとするとそれだけで心拍数が増加します。
心臓病にとって心拍数上昇は危険な結果をもたらします。
よって体温を上げないよう、そして下げる行為をしなくても住むような温度設定が必要だと思ってください。
尚、猫は基本的に暑さには強い動物です。
よって猫の熱中症は極めて稀です。
とは言え完全密閉されている状態では室内の温度は50度ぐらいにもなるようですから
過信をせず、適度な温度が保てるよう気をつけてください。
さらに猫にとってエアコンの冷気は不快なようです。
エアコンを使用した部屋に閉じ込めることはしない方がいいですね。
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